プロフィール

北海道室蘭市生まれ、北海道育ち

北大薬学部を卒業後、BMSにて北海道内で11年間MRとして抗がん剤、抗生物質、栄養剤などのプロパー的プロモーションを経験。BMSとして初めての抗がん剤であるシスプラチンの発売時には北海道支店の抗がん剤専従MRを任命され、支店内のMR教育、道内基幹病院・大学の説明会を担当。その後MRに復帰し札幌で国公立病院、大学病院担当を経て12年目に本社のマーケティング部門へ異動を命じられる。道産子の習性として北海道を離れることに躊躇・抵抗したが、結局横浜へ家族ごと移住。ここで初めてマーケティングというライフワークと「痛勤電車」に出会う。

 

ひよっこプロダクトマネージャーとして抗生物質、抗うつ薬を担当。このプロダクトマネージャーを初めて経験したときの迷い・不安の経験が、「プロマネ(ブランドマネージャー)育成への思い」の原点になる。

「君たちがやっているのはプロダクトマネジメントではない。プロモーションマネジメントだ!」と厳しい先輩プロマネに言われながらも、英語とマーケティングと格闘した4年間を経て、ニュージャージー州プリンストンのBMS本社勤務に。

グローバル(本社)でローンチしたばかりのセリングスキル研修プログラムを、日本向けに完全カスタマイズして持ち帰る業務命令を必死にこなす。米国BMSのSales Rep採用後トレーニング2週間コースにTraineeとして参加し、日本の新人研修との差に圧倒される。

帰国後まもなく教育研修室長に任ぜられ、自分の手掛けたMR向けセリングスキル導入に心血を注ぐ。このとき営業の第一線でMRを指導する営業課長の役割の重要さに改めて気付き、営業課長未経験である自分のくやしさを実感。

ともかく「営業課長を一度は経験しよう」と、キリンビール医薬(現協和キリン)の営業課長職に応募し転職。大坂支店で貴重な営業マネージャー経験を積む。営業チームを動かす面白さを感じ始めた2年後に、プロマネを任命され本社マーケティングへ異動。がん関連製品(G-CSF)のマーケティングにのめり込む。

 

その後ノバルティスファーマ、BMSで抗がん剤マーケティング、市場調査、事業アライアンス、新製品企画などを経験。優秀なマーケターの育成に貢献したいとの思いから2009年7月に起業。

ポリシーは、「ロールモデルになれるマーケターを輩出する」「人が育つマーケティング」「患者目線のインサイトを取り入れること」

 

ブランドマネージャー育成のための「医薬マーケティング研修」のコースをスタートさせる。講演中心のものではなく、また、講義と演習が完全に分離した旧式の参加型でない、受講者中心(ラーナー・セントリック)のトレーニングを研究し展開している。

トレーナーとしてはATDの会員として、またファシリテーターとしては日本ファシリテーション協会(FAJ)の会員として研鑽を積んでいる。

日本マーケティング学会会員